包茎クリニックのQ&A

Q.自分の包茎の種類がよく分かりません

A.包茎は「仮性包茎」「真性包茎」「嵌頓(カントン)包茎」の3種類に分けて考えられています。普段は先端まで皮で隠れた状態の亀頭であっても、排尿や性行為の際に手で露出することができれば日常的に問題があるということはあまりないでしょう。そもそも包茎というのは、陰茎を保護するための皮によって包まれた状態を指しており、‘病気’ではないからです。「仮性包茎」はこの状態に該当していることが多いと思われます。

しかし、排尿しにくい・性行為の際に痛みや出血がある・清潔を保てずニオイが気になる、などの自覚がある場合は「真性包茎」、露出した亀頭が締め付けられ腫れている場合は「嵌頓(カントン)包茎」の可能性が高くなります。

「真性包茎」は亀頭が完全に皮に包まれており、勃起しても亀頭が露出することがあまりない状態です。これは亀頭周りの皮(包皮口)が極端に狭い、または皮が亀頭に半癒着している状態と考えられます。また「嵌頓(カントン)包茎」は、仮性包茎の人が無理に亀頭を露出させたままにすることにより、狭い包皮口が亀頭を締め付け、血液やリンパの流れを止めることによって循環障害を起こした状態になることです。こうなると手術によって治すことが必要になります。いずれにしても自己判断が難しい場合は医師に相談しましょう。

また太りすぎた人の陰茎がぜい肉に埋もれてしまうような場合がありますが、これは包茎とは異なります。まずは健康的に痩せることを心がけましょう。

Q.包茎の手術とはどのように行うのでしょうか?

A. 手術の術式は包茎の状態や予算、術後の生活を想定して決められます。麻酔は局所麻酔で行います。
①包皮環状切除術 包皮の間を切り取って縫い合わせる方法で、術式としてはポピュラーといえるでしょう。かつては包皮小帯(いわゆる裏スジ)も切り取ってしまっていたことから感度が下がると不評でしたが、最近では包皮小帯を残して切除する方法が主流となっています。しかし包皮の間を切り取ることで、外見がツートンカラーになってしまいがちです。見た目が気になる人は検討が必要です。
②包皮背面切開術 包皮口を背面側から縦に切り開き、左右それぞれの内板と外板を縫合する術式です。包皮が十分ではない真性包茎の場合に選択されることが多いです。しかし皮のトリミングが難しく、跡が残りやすい方法という側面もあります。
③亀頭直下手術 亀頭直下埋没法ともいいます。亀頭のすぐ下の部分の包皮を切り取る術式。切り取った部分を縫合するので、傷跡が目立ちにくいとされています。その分手術時間が長く、出血もやや多めの傾向があります。医師の腕が試される術式かもしれません。
④陰茎根部手術 陰茎の根元で余った皮を切除・縫合する術式。バックカット法と言われることもあるようです。陰茎の根元付近で切るために傷跡が陰毛に隠れて目立たないと言われてきましたが、実際は必ずしもそうではないようです。仮性包茎で皮がユルユルと余っている人にしか向いていません。しかし、術後排尿時の衛生面という点では優れているという一面もあります。

Q.包茎手術って必ずしなければいけないんですか?

A.「仮性包茎」の場合は必ず受けなければいけないものではありません。なぜなら病気ではないからです。日常生活に支障がない場合は受ける必要はないでしょう。ただ「皮をかぶった状態が恥ずかしい」「皮が余り過ぎている」「彼女に笑われた」「洗ってもなんだか匂う」など、精神的にコンプレックスとなっている方は手術を検討しても良いかもしれません。「嵌頓(カントン)包茎」の場合は血行不良による浮腫などを起こすことがあるので手術を急がなければならない場合があります(最悪壊死することも)。痛みや腫れなどの自覚症状があったら、恥ずかしがらず、速やかに医師に相談しましょう。

Q.自分でできる包茎の矯正法はありますか?

A.様々な包茎矯正器具が販売されています。リング状のものや糊状のもの、また矯正下着などもあります。手術を受ける前に気になったものを試す価値はあるかもしれません。また小児の包茎の場合は「包皮翻転指導」(むきむき体操)というものが近年の日本では流行りつつあります。これは保護者が、おむつ交換や入浴時などに保護者が手で皮を動かすことで亀頭の露出を促すものです。

Q.包茎手術の料金はなぜ高いんですか?

A.包茎手術を受けられるクリニックは、泌尿器科か形成外科、美容クリニックなどになります。包茎(いわゆる仮性包茎)は病気ではないため、保険診療を行っていません。つまり自由診療の手術のため、クリニック毎に料金が異なり高額になる傾向が強いです。
但し「真性包茎」や「嵌頓(カントン)包茎」の場合、排尿や性生活が行えないなどの機能的に問題がある場合は保険適用で手術を受けられることがあります。この場合は数万円の負担で手術を受けることが可能です。泌尿器科で相談して下さい。機能優先で治療を行うため術後の外見が想像と異なる場合もあるので、手術の方法と仕上がりについてもちゃんと聞きましょう。

Q. 包茎でいることにリスクはありますか?

A. 手で露出することができる仮性包茎の場合はあまり神経質になることはないかもしれません。しかし、例えば「真性包茎」で亀頭と包皮口の間に恥垢が溜まると不潔ですし、それを放置すれば尿路感染症の危険性があります。また清潔にするために無理に包皮を動かそうとすることで亀頭包皮炎を発症することもあります。それ以外にも衛生を保つことが困難な場合は、様々な症状を引き起こす可能性がありますので、そのような場合はリスクと捉えられるでしょう。痛みや痒み、腫れ、出血などがあった場合は速やかに医師へ相談しましょう。

Q. 包茎と早漏は関係ありますか?

A.関係があると言われています。亀頭や内板など性的な刺激を受ける部分が常に露出していないために敏感になっていることが考えられます。

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